書店員あるある

社割で新刊をゲット

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本が好きでも、書店へ行って本を買う際に困ることが1つだけあります。
たとえば、雑誌の9月号が7月30日に発売される場合があるとします。
発売日にすぐに行けば買うことができるものの、人気号となると次の日に行っても残っていない場合があります。

最近ではコンビニでも雑誌が売られていますが、人気号は本当に手に入りにくいケースもあります。
もし7月30日に朝から夜まで仕事だったら?
コンビニにも寄る暇がなかったら、その号を諦めるなんてできませんよね。

次の日に買っても良いけど、やっぱり発売日に読みたいもの。
書店て働くと、社割というものがあるので好きな本を好きな時に、割引つきで購入することができます。

発注の担当になったら、独断で好きな本を発注することもできます。
管理が厳しくてできない書店もありますが、欲しい本が割引付きで、しかも発売日に購入できるのは良いですよね。
これは書店員のあるある第一号だと思います。

しかも、「見本誌」というものも存在するので、見本誌として使う雑誌やふろくは、在庫がなくなると処分してしまうことになります。
その余った付録がもらえたり、中にはお客様の中に「雑誌はいらないから、処分しといて」と言ってふろくだけ持ち帰られるお客様もいます。
また、その場合はふろくではなく、雑誌を貰うこともできちゃいます。

整理整頓と言いながらも本を物色

これも中々書店員のあるあるだと思いますが、お客様の中には、一度手に取ってみて購入しないからといって、元に置いてあった場所ではないところに置かれる方もいます。
そういった、別の場所にある本を整理整頓を装いながら、物色することができるのです。

1日に数回は整理整頓しなければ、散らかった棚だらけになってしまいます。
整理整頓といいながらも、「あ、この本面白そう」なんて本が出てくるかもしれません。

そんな本は、社割で購入。
本好きには嬉しい得点です。

消費税8%はラッシュ時のいい迷惑

消費税が8%になりましたよね。
これって、本にも当たり前ですが適用されます。
たいていの書籍は、10円単位の料金なのですが消費税8%がつくおかげで「432円」だったり、「1032円」なんかの時もあります。

これは、レジに行列が出来ている時なんていい迷惑です。
新刊の発売日には特に、「お願いだからぴったりの金額を出してほしい」と願ってしまいます。
逆にぴったり出してくださったお客様は神だと思えるほど。

消費税8%もそうですが、ブックカバーも中々の強敵です。
20冊以上購入されるお客様の中には、すべてにブックカバーをつけてほしいと言われる方もいます。
お客様にとっては、無料でつけてもらえていいのかもしれませんが3冊以上は特にめんどくさい。

後ろで待っているお客様のためにも、超猛スピードでブックカバーをおつけします。
でも、3冊以上購入される方に対しては、「ブックカバーはご入り用ですか?」とお世辞で聞いて、「いらない」というお言葉を待ちます。
これぞ、書店のレジで仕事中に感じるあるあるだと思います。