Orange:レビュー

Orangeのあらすじは?

長野県松本市に住む高校二年生の高宮菜穂。
二年生になったばかりの菜穂の元に、ある1通の手紙が届くというシーンで物語が始まっていきます。
手紙の送り主は、10年後の自分。
手紙には、菜穂が現在後悔していることがたくさんあるということ、これから菜穂自身に起こる出来事と、菜穂にこれから先選んでほしい道がびっしりと記されていた。

最初はいたずらかと思い軽視していた菜穂ですが、手紙に書かれている内容と同じことがどんどん起こりはじめ、手紙を信じていくようになりました。
そんな中、手紙を読み進めていくと、同級生で転入生の成瀬翔についての記述が。
記述によると、10年後には翔はこの世には居ないこと、翔の命は、菜穂の行動次第で救うことが出来ることが描かれており、菜穂は困惑。

ですが、翔を救うために、菜穂は孤軍奮闘し、翔との距離を近づけていくのです。
引っ込み思案で自分の気持ちを伝えることが苦手な菜穂が、10年後の未来を変えるために、最後にした決断は…。

Orangeの特徴

ただの甘々青春ラブストーリーかと思いきや、手紙との葛藤、友情模様、恋愛模様がこれでもかと繊細に描かれている、少女漫画の中でも群を抜いて、美しい作品です。
全5巻という綺麗に短くまとまったストーリーで、読むのもストレスを感じず、中だるみなどもなく、まるで一つの小説を読んでいるような、心地よい世界観に浸ることが出来ると言えるでしょう。

あの朝ドラ「まれ」の美男美女コンビ、土屋太鳳ちゃんと山崎賢人君が出演で実写化もされたことで話題ともなりました。
実力派コンビの主演、その他の役者さんの熱演もあり、実写化も大成功した稀な一例として挙げられると言えるでしょう。
自分はまだ観ていないのですが、CMで見る限り、ただひたすらに、太鳳ちゃんが可愛かったです。

Orangeを読んだ感想、レビュー

オレンジはとにかく表紙を見てもらってもわかるように、絵が繊細でめちゃめちゃ綺麗!
少女漫画にありがちな、お目目キラキラぱっちり見たいなこともなく、読んでてストレスなく読むことが出来ました。
どっちかっていうと、ヤングコミックス向けに近い絵だったかな?

話の内容も、タイムスリップものとかオカルトじみてるなぁと思いつつ読み始めたものの、全然違和感なく最後まで読めました。
最後ついつい涙が出てきたのは内緒…。
心が洗われる作品を見たいという方にも、おすすめの作品です。

実写映画化について

実写映画化はまだ見てないですけど、太鳳ちゃんと山崎君の演技が公表だったみたいですね。
レビューを見る感じも好評ですし、早くみてみたいなぁ…。
実写化が成功する例って稀な気がするので、原作で総復習してから、実写化に臨みたいと思います!