ばらかもん:レビュー

ばらかもんのあらすじは?

書道家として活動をしている半田清舟。
ある書道展で、自分の書いた作品を批評家に酷評され、余りの怒りから批評家を殴ってしまう所から話は始まります。

清舟の情緒不安定さ、書道へのスタンスなど、見るに見かねた父親の有名書道家、半田清明は、清舟を自然豊かな五島に向かわせ、書道の修行に行くように命令するのです。
清舟はあくまで自分は悪くない、悪いのは自分の作品をバカにした批評家である、と、自分の考えを変えることが無かったのですが、平和であるものの何かと不便な島での生活、そこで出会う人々との交流を経て、少しずつ成長していく物語です。

ばらかもんってどんな話?

ばらかもんの主人公である半田清舟は最初、世間知らずで一般常識に欠けている点、ネガティブなのにプライドはやたらと高い点など、何かと性格に難がある人物として描かれています。
ですがその反面、情に厚く努力家、ヘタレでありながらも、島民のことが心配で思わず泣いてしまうようなシーンも…。

そんな少し変わり者ではあるものの、チャーミングである清舟の成長記録が見どころの一つとして言っても過言ではない、日常系ハートフルコメディマンガです。
田舎で暮らして見えたいと考えている人や、日常の生活が殺伐としていて疲れ切っているという人にも、ばらかもんはおすすめ。
読むことで田舎暮らしを体験したような気分になれますし、何より、清舟の姿をみて、「自分も頑張ろう…」と思う人が続出すること間違いなし!
2014年にアニメ化されたことでも知られています。自分はまだアニメは見たことが無いんですけど、原作のクォリティをそのままアニメ化したとして、人気が高いみたいです。

スピンオフ作品 はんだくんとは?

実は、自分がこのばらかもんを知ったきっかけは、スピンオフ作品である、「はんだくん」という作品です。
ばらかもんのメインキャラクター、半田清舟の高校生時代を描いているスピンオフ作品として知られていますが、こちらも学園日常系コメディとして、非常に人気が高い作品として知られています!
高校生のはんだくん、男女ともに好かれまくっていて、むしろもーモテモテなんですけど、その持ち前のネガティブさから、自分が学校中の人間に嫌われていると思われていて、非常に残念な少年として描かれています。

こちらも日常系コメディの部類には入るのですが、よりギャグ要素が強く、呑気に読めると思うのは、はんだくんかな?+感動要素が強いのが、ばらかもん。
ばらかもんを知らなくても純粋に楽しむことが出来るのですが、ばらかもんを読んだ後にこっちに入っても、清舟の良さがよりわかると思うので、一緒におすすめしたい作品ですね。