バードメン:レビュー

バードメンのあらすじを紹介!

主人公は、中学校三年生の、烏丸英司。
日頃から思い通りに動かない日常や、変わらない平凡な日常にいら立ちを感じながら日々を送っていた。

そんなある日、バス事故に巻き込まれて生死の境をさまようが、鳥男である鷹山崇に助けられ、一命をとりとめる。

一命をとりとめたものの、烏丸をはじめとした、同じバス事故に巻き込まれた者たちは、体から翼が生えるという特殊体質になってしまい、ブラックアウト呼ばれる、怪物に襲われる謎の現象に巻き込まれるようになってしまう。

鳥男となった主人公たちは鷹山の協力の元、取り男の研究、トレーニングを行う鳥部を設立し、巨大期間EDENとの戦いを繰り広げていく。

バードメンの主な登場人物紹介

バードメンの主人公である、烏丸英志は、非常に存在感が薄く、余り印象に残らないキャラクターとして描かれている。
性格は一見クールに見えるものの、実は負けず嫌いな一面を持ち合わせている。
容姿は端麗とは言えないものの、可愛らしい顔立ちをしており、元々眼鏡キャラであったものの、鳥男覚醒後に身体能力が向上し、視力が向上、現在は眼鏡をかけていない。

次に、烏丸と共に事故に合い、鳥男としての能力を覚醒させた、鴨田樹真、鷺沢怜、海野つばめ。
鴨田と鷺沢は、烏丸と同じ中学校に通ういわば同級生であり、鴨田に至っては烏丸の幼馴染。ケンカが強く暴力的な一面もあるものの、非常に人懐っこく、屈託のない性格をしている点がチャームポイント。
鷺沢は、典型的なお金持ちキャラで、イケメンである。非常にモテる半面、人を見る目があり、観察眼はピカイチとも言える。
海野つばめは、烏丸たちとは別の学校である者の、バス事故に偶然巻き込まれてしまい、能力を授かってしまった。
メンバーの紅一点であり、人見知りをしない明るい性格がチャームポイントと言える。

そして、交通事故の危機を救った張本人、鳥男である、鷹山崇。
鷹山も烏丸たちと同級生であり、戦闘能力はメンバー1。
冷静沈着で感情の起伏が乏しいものの、物語が進んでいくうちに、徐々に自身の気持ちの芽生えを実感していく。
木登りが好きで、祖父と二人暮らし。

バードメンの感想

「結界師」の作者である田辺イエロウ氏の作品です。
結界師と同じような、ダークな雰囲気を醸し出している、闇テイストな感じが、自分はすごく好きでした。

大人の思っていること、子供の思っていること、それぞれの成長、葛藤が、無理やりではなく自然に描かれていて、伏線回収も自然。

少年漫画にたまーにありがちな、勢いでどうにかしよう、という感じが無く、静かに淡々と、でも熱い展開で、ただただ黙々と読み進めていくことが出来ました。